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今回は先日初参戦してきましたコマ図ラリーイベント「TRIAL RALLY 御嶽」の様子をご紹介します。
「TRAIAL RALLY 御嶽」はナビゲーションにコマ図を使い、各ステージを”指定時間通りに正確に走れるか”を競うオンタイムラリーです。
ー簡単なルール説明ー
①コマ図に従い、距離・時間を指示通りに走行
②各ライダーに持ち点を付与
③ゴールしたタイムが指定時間から1分ごとに、早く着いても遅く着いても減点
といった具合で、
減点方式で3ステージを走行し、合計ポイントが高いライダーが優勝となります。
スタートから各チェックポイント(CP)まで誤差1分以内でゴールすることを目指します。
スピードを競うのではなく、走行時間管理の正確さを競う一風変わったラリーイベントとなります。
さて、当日の朝。早朝のまだ薄暗いなかスタート地へ。ソロ+自走なので荷物は多めです。
スタート地に到着し受け付けを済ませたらコマ図と記念品を受け取り、
コマ図をマップホルダーに巻いたり、CPの情報をメモしたりと準備をしていきます。
ブリーフィングで注意事項を聞き、時計合わせを行ったあといよいよスタートです。
ーステージ1ー
距離131.5km ダート1%
指示時間2時間59分
持ち点25ポイント 1分毎に1ポイント減点
ダートが1%と少なく、一般的な交通ルール(信号や右折待ちなど)によるものがタイムロスの大部分と想定して走行していました。
少し早めのペースで、ノンストップで走れば丁度良いかなくらいのイメージですね。
スタート後しばらくすると走りやすい快走路や、気持ちよいペースで走れるワインディングを堪能したりと順調に進めて行けました。
順調すぎるくらいで走っていると、
時間配分に余裕が出てきたので、ビューポイントで撮影も楽しみつつ着実に進めていきます。
CP1に近づくにつれてペースを落とさないといけなくなり、
タイマーとラリーコンピュータを見比べて細かくペースを調整し、
ステージ1はドンピシャの時間で減点なしの25ポイントでゴール!
CP1は「道の駅ラステンほらど」というところでした。
運営スタッフの方から次の出走時間を聞き、小休憩を取ります。
ーステージ2ー
距離106.88km ダート26%
指示時間2時間28分
持ち点25ポイント 1分毎に1ポイント減点
ステージ1は体を慣らすステージといったイメージでしたが、ここからが本番といったところですね。
ダート割合と総走行距離と時間。
すべてが絶妙なラインで設定されており、まさに腕試しのステージですね。
休憩中に次のマップを確認しているとガソリンスタンドがかなり先まで無いことに気が付きました。
ステージ1を無給油で走り切ったためどう考えても走り切れる距離ではありません。
近くのガソリンスタンドを調べてみると、当日の日曜日は営業していないお店ばかりで、
コマ図のルートから逸れて給油に行かないといけませんでした。最短でも往復50分強。
この時点でステージ2の指示時間には間に合わないことが確定。
さらにCP2の開設時間内に間に合うかも怪しいくらいのスケジュールです。
失格(ステージ3の出走権のはく奪、ゴールまで直接向かわないといけなくなる)が現実になりそうです。
(後にわかったのですが、ステージ1のコマ図にしっかりとGSの記載がありました。)
もちろん競技中なので、ちょっと早めに出発♪とかは出来ません。
出走時間を守ってのスタートとなります。
ステージ2はCP閉鎖時間までに間に合えば良いと思うと考えることが少なくなり、
かえって無心で走れたように思います。
運営スタッフの方が撮ってくれた写真。
こういったイベントでは自分の走る姿を撮影してもらえるのが嬉しいですよね。
全体的に路面はフラットでしたが、
落石や土砂崩れ、崩落とワイルドな区間もあったり表情豊かなダートを楽しめました。
CP2は閉鎖時間ギリギリにゴール。もちろんポイントは0という結果でした。
本来はCP2で昼食休憩などをとれるように開設時間を設定されていましたが、休憩はほとんど取れず。
幸い次ステージの出走権は残っていたのですぐに出走。
グランドフィニッシュに向けてステージ3のスタートです。
ーステージ3ー
距離81・09km ダート0%
指示時間1時間41分 持ち点50ポイント
1分毎に2ポイント減点
ステージ3は減点ポイントが多くダート無しと考えると
ここまでで体が早く走るモードになっているので早着に注意するステージ。
というイメージを持ちました。
寄り道をして欲しいという思いがルートに反映されており、
私は寄れませんでしたが有名な観光地「モネの池」や「郡上踊り」で有名な本町通りなどが道中にあり、
普通のルート通りの走行だけでも変わった駅舎を見られたりと時間に余裕がなくても観光気分を味わえました。
途中で当店のお客様と一緒になったりとライダー同士の交流もあります。
ステージ2で早々に順位争いからはリタイアしていたので、
0ポイント(と足切り)にならないようにだけ気を付け、安全にラリーを楽しんでいきます。
観光地やワインディングなどを楽しみつつゴール目前の「御嶽」の展望にやってきました。
雄大な景色をバックに愛車と撮影。
競技中とは思えないエンジョイの仕方が出来てしまうのもラリーの魅力です!
そしてグランドフィニッシュ!
約320kmの道のりを走り切り無事にゴール。
ステージ3の結果は36ポイント。指示時間から7分の遅着となり、フィニッシュ地は既にたくさんの方がゴールされていました。
最終結果としてはエントリー17人中、15位。
初参戦でリタイヤなどなく完走できたのでまずまずといったところではないでしょうか。
帰り道はちょっとだけダートをおかわりしてみたり、どこでもドアを見つけたりと
自走組ならではの楽しみもありました。
家に着いた頃にはヘトヘトでしたが、とても充実した1日でした。
最近、注目度の高まってきているラリーイベント。
ツーリングベースのラリーでは競技性もちょびっとありつつ、いつもと違った林道ツーリングが楽しめます。
当店でもコマ図ラリーを楽しんでいるスタッフ、お客様がいますのでご興味のある方は是非お尋ねください。
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