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今回はGASGAS「ES700」というバイクをご紹介したいと思います
GASGAS「ES700」はKTM「690ENDURO R」・ハスクバーナ「701ENDURO」の兄弟車となります
またGASGAS「SM700」は「ES700」のモタードバージョンで下記の違いがあります
・ホイールがキャストホイール
・サスペンションのストロークを減らしてオンロードの足に
・ブレーキがラジアルマウントキャリパー
次にES700のスペックを見ていきす
エンジン:4ストローク単気筒692.7cc
最高出力:74HP
車両重量:149kg
燃料タンク:13.5L
前タイヤ:90/90-21
後タイヤ:140/80-18
単気筒700cc・74馬力・車重149kgはびっくりしますね👀
標準でアンダーガード・ナックルガード・オフロード走行では必須のギザギザステップが装備
2種のライディングモード(ストリートモード/オフロードモード)・トラクションコントロール・ABS
ライディングモードをオフロードモードにすると不整地走行がしやすいようスリップ・フロントアップを許容し、リアのABSはカットされます。
タイヤはON/OFF兼用なので高速移動もバッチリ
タンクはシート下に13.5Lもの大容量!車体の中心にタンクがあることでガソリンが少ない時・多い時で操縦が妨げられません(ただし荷物をシート後部に縛っていると給油時めんどくさい💦)
KTMグループには様々なオフ車がラインナップにあります
その中で「ES700」はどういった特徴があり、どういった方に向いているか
エンデューロ車・「ES700」・アドベンチャーでざっくり比較しますと
車両重量 エンデューロ車>ES700>>アドベンチャー
馬力・トルク アドベンチャー>ES700>エンデューロ車
メンテナンス頻度 アドベンチャー・ES700>>>>エンデューロ車
ツーリング性能 アドベンチャー>>ES700>>>エンデューロ車
オフロード性能 エンデューロ車>>ES700>アドベンチャー
オンロード性能 アドベンチャ―>>ES700>エンデューロ車
このような感じになります。全て中間に位置するのが「ES700」です
ES700以外のマシンは向いていないことをするために工夫をします。
例えばエンデューロ車で遠くの林道に行きたい時はトランポにのせて現地まで行く方がいたり、アドベンチャーで本格オフロードに行かれる方はサスやホイール・タイヤをオフ向きにする方がいらっしゃるのはそういうことです。
その点「ES700」は全ての性能が中間なので、アドベンチャーより50kg以上軽く、オフロードもそこそこ走れる、エンデューロ車より一般道が快適で高速も乗って移動できる。整備頻度は普通のバイクと同じ(エンデューロ車はレーサーなので整備頻度は多い)。
例えば1泊2日で荷物積んで自走で高速道路を使い、遠くのツーリングに出かけてダートを楽しく走って帰ってくるといったことも普通にできます
何なら長期休みとって北海道ツーリングもありです
少し競技的なことをしたい方にオススメなのはラリーですね♪
1日150~300km、オンロード・オフロードを走るので両方の性能が高い方が楽しめます
昔はオフロード車も各メーカーから多数発売されていたので「ES700」のような使い方をされる方も多かったと記憶しています。しかし、度重なる排ガス規制や林道の減少によって車両販売は減少し、今やメーカーラインナップも寂しいものとなってしまいました😢
250ccトレール車でも同じようなことはできますが、やっぱり排気量からくる余裕は違います
KTMグループのマシンはエンデューロが目立っているのでご存知ない方が多いですが、実はこのような車種もございます
正直「ES700」のセールスは良くありませんが、他のメーカーが続けることができなかったジャンルがまだ残る希少なマシンなので、この記事をお読みいただいて気になる方は気軽にお問い合わせください🎶
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